一気にゴーゴゴー! 中日3年目の若松駿太投手(20)が21日、ナゴヤ球場で契約更改交渉に臨み、球界でも史上6番目の昇給率となる555%増の年俸3600万円でサイン。プロ初勝利から初の2桁勝利まで手にした若松本人も提示額に「本当にいいのかなと、疑いから入りました。えっとなりましたよ」と目を丸くした。
開幕1軍は逃したものの、23試合で10勝4敗と大きく貯金を作った。今年当初の目標は「プロ初勝利」だったが、あれよあれよと先発ローテーションに欠かせない1人となった。驚異の大幅昇給に西山球団代表は「純粋なポイントに、安定感、期待を込めたものもある」と説明。チームの将来を担う右腕だからこそのアップ率だった。
使い道は堅実に貯金だという。「来年は寮を出るのでそのために。あまり物に興味ないので」。物欲のない「さとり世代」の若松だが、活躍を知る弟と妹からはすでにおねだりリクエストが届く。年末に福岡へ帰省した際には「何か買ってやろうと思っています」と太っ腹なサンタさんになるつもりだ。
球団からはエース左腕大野を例に挙げられ、来年、再来年と2桁勝利を継続するようにと言われた。「大野さんはすごい投手。一緒にチームを引っ張っていきたい」と右のエースに名乗り。2年連続2桁勝利となれば中日の右腕では吉見の5年連続(08~12年)以来。「必ず、最低10勝。1年間フルで投げること。規定投球回数」と目標を掲げた。3年連続のBクラスから脱出へ、来季は21歳の右腕がチームの柱となる。【宮崎えり子】



