阪神金本知憲監督(47)が来季の先発ローテーション構想について語り、来季3年目の岩崎優投手(24)が藤浪、メッセンジャーに次ぐ存在へと成長することを期待した。

 目立った野手補強を行わなかった今オフ、来季の命綱は投手陣だ。今季はメッセンジャー、藤浪、岩田、能見に次ぐ5番手以降に苦しんだ。来季、その座を託せそうな投手は見当たるか。その問いに指揮官は、予想以上の期待をかけている左腕の名前を口にした。

 「まずは岩崎。独特なストレートを持っているので期待したい。完全な4番手、3番手にいくぐらいの気持ちでやってもらわないと、岩崎君、困りますよ」

 岩崎は1年目の14年シーズンで開幕から先発入り。球持ちの長い独特の投球フォームから繰り出されるストレートは140キロ台だが、球速以上の伸びを打者に感じさせるという。1年目5勝、2年目の今季は3勝。来季は先発ローテ定着を期待されていた。だが、金本監督の期待はそれ以上だった。特に評価が高いのは独特の直球だ。

 「(良いところは)ストレート。高めの直球をほとんど打たれていない。意図的に投げられるように。ただスタミナがない。相談して、藤浪ぐらいのスタミナをつけられるように練習させます」

 直球を高めに狙って投げられるようアドバイスもしたという。

 「みんな自分がエースと思ってほしい」

 金本監督は投手陣に対し高い要求をしている。他の選手にはない“武器”を持っている左腕の秘めたる可能性には特に期待しているようだ。【鈴木忠平】