オリックスのドラフト1位、吉田正尚外野手(22=青学大)が早期1軍昇格へ、130メートル級の特大弾でアピールした。宮崎春季キャンプの2日、初の屋外フリー打撃に登場。オフに発症した左ふくらはぎ筋膜炎の影響で2軍スタートとなったが、メーン球場から視察に訪れた福良監督に元気な姿を披露した。

 「初めてのフリー打撃で、インパクトの時に力が入りすぎた。まだ軸がぶれている部分もある。最後は自分の中でもいい打球だったと思う。打撃がアピールポイントなので、アピールできたなら良かった」

 最終52スイング目。3本目のアーチが、右中間最深部に突き刺さった。強い逆風も関係ない。まさに長距離砲の弾道だ。

 その様子を福良監督と西村ヘッドコーチが見守った。昼食の時間を割いて足を運んだ。ドラフト1位の打撃に指揮官はひと安心。「やっぱりスイングスピードがあるし、タイミングの取り方がうまい。飛距離とうまさの両方を持ってる。足は問題なさそうだし、予定より早く合流できるんじゃないか」。初実戦となる9日の紅白戦を待たずに昇格させる可能性を明かした。

 大学日本代表で4番を打った将来の中軸候補。プロの初キャンプにも落ち着いて臨んでいるようだ。「何があっても対応できるように、心の余裕を持つようにしている」。練習メニュー消化後は、居残りを志願して再びフリー打撃。別メニューの新人合同自主トレの遅れを取り戻すべく、ひたすらバットを振り続ける。【大池和幸】

 ◆吉田正尚(よしだ・まさたか)1993年(平5)7月15日、福井県生まれ。敦賀気比で2度甲子園に出場。高校通算52本塁打。青学大では1年春から出場し、昨秋東都大学リーグ2部3冠王。大学日本代表の主砲としても活躍した。173センチ、80キロ。右投げ左打ち。