清原和博容疑者(48)の逮捕は球界に大きな衝撃を与えた。阪神の沖縄・宜野座キャンプでは、かつて好勝負を演じて成長を導かれた藤川球児投手(35)が複雑な胸の内を明かした。
阪神藤川は宜野座キャンプの練習終了後、取材に応じた。「言いにくいよね」と連発しながらも、率直な言葉を口にした。
「何も言えないし、言える立場にもないんだけど。自分は自分で頑張るしかないというか。だれでも弱さは持っていると思うし。まだ、どうなるか分からないけれど人生は続くし、元気になられたら…。感謝しているし、もう1度復活してほしい。人生、先は長いしね」
旧知の間柄だけに心配するコメントを続けた。
両者には球界で有名な因縁がある。05年4月21日の東京ドーム、巨人-阪神戦。7回裏2死満塁で打者清原に対し、藤川はフルカウントからフォークボールを投じ、三振に切った。しかし清原は「あそこでフォークボールってチ○ポコついとんのか」と発言した。
これに発奮した藤川がそこからストレートに磨きをかけた。のちの清原から三振を奪い、「ボクが見てきた中で最高のストレート」と言わせることになった。この対戦が藤川の代名詞となった「火の玉ストレート」の誕生につながっているともいえる。
今キャンプ直前の1月30日には清原容疑者がブログで、阪神に復帰しトレーニングを続ける藤川について、現役時代に対戦した速球などを言及。これに気づいた藤川も自身のブログで感謝を述べるなど、ネット上でキャッチボールをしていたばかり。それだけに何とも言えない表情でのコメントとなった。



