覚せい剤所持容疑で警視庁に逮捕された元プロ野球選手清原和博容疑者(48)が、2014年から群馬県で覚せい剤を購入していた疑いがあることが6日、分かった。同年には、今回とは別の捜査当局が逮捕寸前までマークしていたとされ、かつ薬物疑惑が報じられた。

 ◆薬物依存症患者の支援団体「ワンネスグループ」の矢沢祐史・代表理事(39)の話

 覚せい剤を始めると、脳がその刺激を学習して、覚えてしまう。薬に絡んだ人に会ったり、物を見たり、場所に行ったりしただけで、また覚せい剤を打ちたくなる。覚せい剤とミネラルウオーターを混ぜて、注射器に入れ、腕に打つという一連の行為があるから、コンビニでミネラルウオーターを見るだけで、薬が欲しくなる。それほど体内の神経伝達機能は強力で、条件反射で脳が刺激を受けるようにできていることが、常習性につながっている。

 覚せい剤所持容疑で警視庁に逮捕されてから4日たった清原容疑者は、覚せい剤の作用が抜けて、うつ状態にあると思う。興奮状態に導く脳内ホルモン「ドーパミン」が出なくなるので、集中力は散漫になり、口数は減り、見た目にも覇気がなくなる。「一日中、寝ていたい」と感じているのでは。留置場にいる間は、けいれんや幻覚などの禁断症状は少ないが、保釈後が問題。脳が刺激を覚えているので、すぐに薬に手を出してしまう。更生施設にできるだけ早く入るべきだ。