【ピオリア(米アリゾナ州)7日(日本時間8日)=木下大輔】やっぱり、4番は中田だ。日本ハム中田翔内野手(26)がチームの初対外試合となる8日の韓国ロッテとの練習試合に、「4番一塁」での出場が濃厚だ。昨年11月の国際大会「プレミア12」では恐怖の6番打者として大活躍。「オレ、6番の方がむしろ打つんちゃうか?」と、自虐的に話していた主砲だが、今季も“指定席”を守りそうだ。

 本来の気候が戻ってきたピオリアで、中田が気持ちよさそうにバットを振った。最高気温が26度まで上昇した7日、フリー打撃で快音を連発。8日の今季初対外試合へ、気負いなどみじんもない。「とにかくケガだけしないように。それだけだね」。本塁打を狙うなど、派手なアピールなど考えていない。チーム最高年俸の主砲は、気温とは裏腹に気持ちはクールに保ったまま、半日練習となった軽めの調整を終えて宿舎へ戻った。

 現地で行う初の対外試合は、チームの顔として出場する。栗山監督は、打線については現状のベスト布陣で臨む方針を明らかにした。「申し訳ないけど(主力は)出てもらう。すぐに替わるかもしれないですけど」と、6日の紅白戦は出場免除だった中田や陽岱鋼も、あえて起用する。打順について明言しなかったが、中田は4番での出場が濃厚だ。

 春季キャンプ前、指揮官は中田を特別視しないことを示唆してきた。12年の監督就任以降、故障時をのぞいて4番を任せてきたが、安泰ではないことを言及してきた。中田も昨年11月の「プレミア12」では6番打者として大活躍。栗山監督の方針を聞いて「オレ6番の方が、むしろ打つんちゃうか? 監督に言っておいて」と応戦? していた。対外試合を前に、だれが4番に座るか注目が集まっていたが、落ち着くところに収まりそうだ。

 メジャーの熱視線も、意に介さない。紅白戦のあった6日、9球団のスカウトが訪れたように、8日も複数球団が視察に訪れそうだが「全く意識しないね。関係ない」と一蹴。自身の今季初実戦のテーマは「打席で自分のスイングをすることだけ」と、結果度外視で豪快なスイングだけを心がける。7日に開催された、米国では国民的関心事のNFLスーパーボウルにも「興味ない」。何事にも動じない主砲は、自然体で16年初の“指定席”4番に座る。