阪神安芸キャンプを指導する掛布雅之2軍監督(60)が19日、選手同士でサイン交換し、実戦を戦う考えを明らかにした。例えば無死一塁になった際に打者から走者に犠打やエンドランなどのサインを出し、試合を進めようというもの。選手の自主性を育てると同時に試合への取り組み方を勉強させる狙いだ。
「選手が自分で考えることが大事だから。自分たちでサインを出してやればバントする意味が分かる、犠牲になるという意味が分かるだろ? やらされるんじゃなくて、やるということ。グラウンドに出ている選手とベンチの考えがイコールになれば一番いい。まあ、これがなかなかイコールにならないんだけどね」
ドラフト1位高山のデビュー戦となる今日20日の西武戦以降、3月上旬のファーム教育リーグ戦のどこかで“選手サイン試合”を実施。1軍実績のある坂、狩野の2人を中心に選手同士で相談し、どういう方法でサインを出すか決める。
「そういう説明は受けています。プロで13年目ですが、そういうのは初めてですね。もちろんこれまでだって何も考えず、ベンチからのサインを見て初めてそうなのか、と思ってプレーしてきているわけではないから。できると思いますよ」。坂は掛布2軍監督のアイデアにそう反応した。新たな取り組みで若虎がレベルアップを目指す。【編集委員・高原寿夫】



