阪神金本知憲監督(47)が1日、衝撃の“抑えられろ”指令で若虎の発奮を促した。2月29日に沖縄・宜野座キャンプを打ち上げ、明日3日からはソフトバンクと2連戦(ヤフオクドーム)。相手の先発予定が第1戦千賀、第2戦摂津と聞いて、目を輝かせた。

 金本監督 “テメエら、これが本物だゾ”っていうぐらい、いいピッチングをして欲しいね。気持ち半分は、ソフトバンクの投手陣にうちの打線をねじ伏せてほしい。自分たちの力のなさを自覚するためにもね。

 エッ、自軍の選手を完膚なきまでたたきのめしてほしい? 0封負けでもいい? そんな監督、見たことない! そのココロは?

 金本監督 若い選手にはもちろん期待してるし、もちろん打ってほしいけど、逆に1軍のエース級のボールを見せたいというかね。

 キャンプ中の実戦では本塁打4本の陽川を筆頭に、ドラフト1位高山俊外野手(22=明大)もランニング3ランを放つなど若虎が大活躍した。でもまだ、一線級を打ったわけではない。そんな中で、ローテ候補の156キロ右腕千賀と、開幕投手の摂津の登板はこれ以上ない腕試しになる。

 抑えられても一流投手に学び、今の打法ではダメだと課題を見つけられるのは大きなメリット。それは本番前のオープン戦だからこそできるチャレンジでもある。いくら非公式戦で主戦級以外を打っても、シーズンで各球団のエース級を打たないと勝てない。その準備、攻略法を逆算しての“抑えられろ指令”だった。

 金本監督 もちろん(エース級に)対応してくれれば願ったりかなったり。その時は自信にしてほしい。

 千賀や摂津の壁もものともせず、また結果を出せば一気にレギュラー、開幕1軍が近づく。指揮官が若虎のテストと位置づける3月序盤の2週間。まずは2年連続日本一の投手陣相手に、金本指令に反する孝行息子は出るか。【松井清員】