巨人内海がシーズン開幕に向け、課題を残した。阪神とのオープン戦に先発し、4回を6失点。粘っこさが売りの左腕だが「繊細さを欠いた」4回には6連打を含む打者10人の猛攻で5点を失った。「繊細にコースを攻めなきゃいけない投手なのに、それができなかった」。6本中、4本は2球目以内に勝負を決められ、丁寧にコーナーを突く、らしさがなかった。

 露呈した課題は、収穫と紙一重だった。2月27日ヤクルト戦は、直球が走らず、得意のチェンジアップでかわしたがこの日は直球の威力、キレともに向上。捕手の小林誠が「押し込めたし、真っすぐは良かった」と振り返ったように、4回を除き、直球を軸にした投球は次回への光明だった。「真っすぐが良かった分、勢いでいってしまった」と猛省した。

 開幕ローテ入りは有力だが、次回は納得させる結果が求められる。高橋監督は「ボールが高かった。その辺が課題」と指摘。次回については「当然、結果が必要」と話した。長年、巨人の先発ローテを張り続けた内海にとって、それは百も承知。「段階を踏めています。信じてやっていく」と力を込めた。【久保賢吾】