広島ドラフト1位岡田明丈投手(22=大商大)横山弘樹投手(24=NTT東日本)の新人コンビが11日、マツダスタジアムで行われたケース打撃のバント練習で苦戦した。打撃投手の投じる球だったが、バント失敗にサインミスと不安を露呈。指名打者制だったため、横山は大学と社会人、岡田は大学で打席に立つことはほとんどなかった。残留練習でもバントのメニューを取り入れ、とにかく慣れるしかない!
バント失敗の小フライがファウルゾーンに落ちた。首脳陣が心配そうに見つめる。視線の先には左打席の岡田、横山のルーキー2人。打撃投手が投じる球で、横山が1打席目でファウル。岡田はサインミスに2球のファウル。転がした打球も強く、投手正面が多かった。投球面ではなく、打席での不安を露呈した。
特打ならぬ特バント指令だ。数をこなすしかない。指導を続ける東出打撃コーチは「(巨人)大竹も昔は不細工だった。やっていくしかない」。畝投手コーチも「残留練習でもやらせないといけん」と顔をしかめる。毎日のバント練習で上達を狙う。2人も覚悟の上だ。岡田が「顔で受けるくらいの気持ちで」と言えば横山も「プロで投げるためには身につけないといけないこと」と気合をいれた。
キャンプから「足でタイミングをとり、バットを顔に近づける」と教わり、練習してきた。だがプロ入り前はともに指名打者制のリーグに所属。岡田は高校時代も投手練習がメーンで実質7年間も本格的な練習をしていない。4日にはファウルチップが左眉付近に直撃。病院にも行った。横山も大学、社会人で6年間。「最初はめちゃくちゃ怖かった」と頭をかく。
開幕ローテ入りに前進している2人にまさかの落とし穴。だが横山は「難しいけど練習が新鮮。うまくできたら達成感がある」と前を向く。岡田も「黒田さんのように100%決められるようになりたい」と必死だ。不安は練習で消すしかない。毎日コツコツのバント練習は、白星も呼び込むはずだ。【池本泰尚】



