カクはやっぱり、ハイボールがお好きだ。2-2の5回2死二、三塁。ロッテ角中が振ったのは、巨人小山の高め真っすぐ141キロだった。見逃せばボールでも「自分のツボに来ました」と、ドンピシャで振り抜いた。高くても上からたたき、右翼への決勝4号3ランとした。直前の初球は、144キロを三塁方向へのファウル。「直球に差された。少しタイミングを早く」と、1球で修正できた。
ボール球を打ったのは、これだけではなかった。3回2死二塁では、ワンバウンドしそうなフォークをすくう中前適時打。「タイミングが合っていれば、バットが届く範囲なら悪球とは思いません。逆に、タイミングが合っていなければ、ど真ん中でも打てない」と明かした。ストライクゾーンは関係ない。自分のスイングをした結果だった。
7回にも左前打を重ね、打率3割4分8厘。首位打者争いを断然リードするが、まだ前半戦。意に介さない。「タイトルより、優勝です」と、7連勝の結果を喜んだ。首位ソフトバンクとは6・5ゲームと離れているが、交流戦は、今日の最終戦で逆転の勝率1位が残っている。「そこが目標じゃないけど、悪いことじゃない。集中します」と頼もしかった。【古川真弥】



