【ホノルル=(米ハワイ州)15日=田中彩友美】日本ハム栗山英樹監督(55)が、大谷翔平(22)にメジャー流のブルペン調整法を課した。投打「二刀流」でリーグMVP、「投」で日本最速の165キロもマークした右腕に、今季のブルペン調整に「ダメ出し」したことを告白。実戦への意識の向上を課題に挙げ、大谷が将来的に目指すメジャーを実例に挙げた。
優勝旅行最終日、当地で行われた優勝記念パーティーで、栗山監督は大谷と同じ円卓を囲んだ。歓喜で締めたシーズンだが、厳しくもあたった。ソフトバンクとの優勝争い真っただ中。9月21日同戦の先発を控えた大谷に、ブルペンで「ダメ出し」をしていた。右中指のマメがつぶれた影響などによる約1カ月半の離脱が明け、最初の重要なカード初戦。自らの状態確認に比重を置く調整に「ちゃんとブルペンでやってくれ」と活を入れた。
大谷の夢のために、意識改革を促した。栗山監督はスポーツキャスター時代、メジャーも長く取材してきた。見てきたのは、限られた回数と時間でブルペン調整する世界。「アメリカでは5分しか投げられなかったりする。ウチではいろんな人がカバーしてくれると思うけど、どこに行っても結果を出さないと」と、例を挙げ戒めた。
大谷自身も「自分が一番うまくなるためには多少、負担をかけても練習するべき」と自覚した。優勝のご褒美の旅先でも、栗山監督は成長を願い、大谷もさらなる進化につなげていく。



