ロッテ涌井秀章投手(31)が海外FA(フリーエージェント)権を行使する意思を固めたことが10日、分かった。13年オフに国内FA権を行使し、西武から移籍。今年9月4日に出場選手登録日数が通算4年に達し、海外移籍も可能なFA権を再取得した。今後は米球界移籍を第一に目指すが、国内他球団、さらにはロッテへの「宣言残留」も選択肢として残している。
◆メジャーの先発事情 今オフ、涌井がメジャーのFA市場に「上場」する場合、契約のタイミングが重要になるのではないだろうか。Wシリーズ後、FA解禁となる際、最大の目玉となるのが、ダルビッシュ(ドジャース)とアリエッタ(カブス)。ともに、メジャーでの実績はエース級の「特Aランク」で、単年平均25億~30億円の複数年契約が見込まれる。米国で未知数の涌井の場合、先発4~5番手にランクされることが濃厚で、31歳の年齢からも「単年2億~4億円プラス出来高払い」の相場であれば、獲得に動く球団も少なくないだろう。
現時点では、先発陣不足のパドレス、カージナルス、マリナーズ、ホワイトソックスなど「再建途上」のチームが、移籍先の候補に挙げられる。涌井の場合、12年に抑えで30セーブを挙げるなど救援としての実績もあるだけに、セールスポイントは「◎」。市場の動きを見極めて交渉を進めれば、メジャー挑戦が実現する可能性は高い。【MLB担当=四竈衛】



