阪神の新外国人候補で、獲得交渉で大筋合意に達したウィリン・ロザリオ内野手(28=韓国・ハンファ)がドミニカ共和国時間の1日、同国ウインターリーグで実戦出場し、いきなり中前タイムリーを放った。アギレスの一員として今季同リーグに初出場し、4打数1安打2打点。試合前にはツイッターで「時が来たよ。恐れることは何もない」と笑顔を見せていたが、堂々のプレーぶりを披露。報道陣から実戦出場を伝え聞いた谷本球団副社長及び球団本部本部長は「いいんじゃないですか。体を作っているのは」と話した。

 阪神は韓国・ハンファの保有権が切れて交渉解禁日となった前日1日、速攻アタックを仕掛けて、ロザリオサイドとの大筋合意を一気に取りつけたとみられる。谷本球団副社長はこの日も新助っ人候補との交渉状況について「これからです。粛々と進めていく」と慎重な姿勢を崩さなかった。ただ、すでに細部を詰める段階に入っているもよう。来週には担当者がドミニカ共和国に入り、マテオ、ドリスの再契約と並行して、ロザリオとの正式契約に向かう見込みだ。