中堅のレギュラーを狙う阪神中谷将大外野手(25)が、沖縄・宜野座キャンプ第1クールのMVPに輝いた。クール最終日の4日、金本監督が「オフに、こちらが出したテーマをきっちり自分のモノにして、かなり良くなっている。あとは実戦でどうかくらい」と合格点をつけた。
指揮官がオフに課した「宿題」は2つある。1つ目は後ろ足の使い方だ。「前足をしっかり固定してスイングした時に、後ろ足が自然にキレイに回ることを発見したのよ、俺と平野恵一で。それだけ絶対に忘れないようにやっておけと(指示した)」と説明。これまで左腰が浮く悪癖があり、軸足の使い方も難点だった。平野打撃コーチも「前の腰を押さえることで当たる確率も上がるし、球に力がしっかり伝わる」と解説する。
2つ目は右方向への強打だ。金本監督は「当てた右打ちじゃなく、しっかり振った右方向の打球を、しっかりやっておけと」と続けた。昨季もシーズン後半、試合前練習で取り組んでいた。右中間方向への強い打球が増えることで、相手の攻め方も変わってくる。
この日はフリー打撃で島本と対戦した。序盤は打ち損じも目立ったが、次第に的確にミート。ライナーで左中間にオーバーフェンスさせるなど、28スイングで3本の柵越えだった。いまも2つの課題に必死で「まだ意識してやっています。言われていることを何も考えずにやれたらいい」と継続する。高山、俊介と競う中堅争い。「自分が抜け出さないと。出遅れずに、しっかりやっていきたい」と意気込んだ。【酒井俊作】



