開幕大丈夫!? 阪神ランディ・メッセンジャー投手(36)が右肩の張りのため、26日の沖縄・宜野座キャンプをノースローで終えた。21日の練習試合、韓国・KIA戦(かりゆしホテルズボールパーク宜野座)に初登板後は、ブルペン投球も行っていなかった。今日27日もノースローが決定。金本知憲監督(49)から開幕投手の通達も受けているが、描いていた3月30日巨人戦(東京ドーム)への調整青写真は変更を強いられそうだ。

 メッセンジャーはアップを終えるとすぐにウエートルームに入った。他の投手と受けたノックも、1人下から送球。サブグラウンドに移動してからは黙々とダッシュして汗を流した。右肩の張りのため、1球も投げることなく練習を終えた。練習後は明るい表情で「まだ無理する時期じゃない。明日も投げないと思う。シーズンは左で投げるよ」となごませた。

 前日25日まではキャッチボールを行っていた。ただ、最後に投球を行ったのは、21日の韓国・KIA戦。先発して1回を1安打無失点で抑え最速は142キロだった。それから休日を含めた前日までの4日間でブルペンに入ることはなく、この日はノースロー。今日27日のノースローも決まった。シーズンでは中4日でも苦にしない鉄腕。昨年8月に打球を受けて右足を骨折して離脱した以外は、肩肘などの故障で抹消されたことはない。2日間のノースローは珍しく“異変”とも言えそうだ。

 1月31日に本人に直接開幕投手を伝えた金本監督は練習後「(心配は)ないと思うけどね」などと語るにとどめた。香田投手コーチは「キャンプに入ってから精力的によく動いてくれた。そのなかで疲れが出た。大事を取ってノースローです」と説明。メッセ自身は即席のサイン会を行うなど普段と変わらぬ雰囲気。首脳陣も軽症の見立てだ。

 あくまで3・30の開幕を目指すが、調整のスケジュールは狂いそう。香田コーチは「1回くらい空くのは問題ない。それ以上かかったとしても、1回体は出来ているから。無理もさせたくない」。キャンプは今日を含めて残り2日。今後は状態を見ながらブルペンに入り、スケジュールを決めていくという。まだ開幕までは時間があり、メッセンジャーには経験もある。ヒヤリとさせる2日連続ノースローも、軌道修正を図っていく。

 ◆メッセ鉄人メモ メッセンジャーは故障で離脱したことがほとんどない。来日1年目の10年に、中継ぎで結果を出せず2軍落ちしたり、15年5月に不振で出場選手登録を抹消されたことはあるが、昨年8月に右足に打球を受け、腓骨(ひこつ)を骨折して長期離脱するまで、故障が理由で抹消されたことはない。毎年25試合以上登板(昨季を除く)し、12年から16年まで5年連続で180回以上投げるなど、ローテーションの中心となっている。12年には、風邪の症状を抱えながら登板し、完封勝利を飾ったこともある。