ソフトバンク今宮健太内野手(26)が、プロ初の先頭打者本塁打を放った。巨人戦(ヤフオクドーム)の初回、しかも、昨季は14本中3本しかなかった右方向への1発だ。
今季は工藤監督から1番を期待され、自身も「1番を打ちたい」と気合十分だが、パンチ力もある切り込み隊長ぶりを披露。長打以外でも「四球などで出塁もアピールしたい」とハイブリッドな活躍で、ホークスの日本一連覇を導く。
今宮の打球がグングン伸びた。巨人山口俊の外角直球に逆らわず、右方向へ。テラス席に飛び込むと、打った本人もダイヤモンドを周りながらビックリ顔だ。プロ初の初回先頭打者本塁打。しかも昨季は14本中3本しかなかった右方向への1発で、パンチ力もある「1番今宮」をアピールした。
「センターに打ち返すことを心がけて、それがライトに飛ぶのが理想。いい打球を打てて、結果的にホームランになった」
今季は工藤監督から1番を任され、本人も「1番を打ちたい」と意欲的に挑んでいる。打撃ではキャリアハイを目標に「脱力打法」に取り組む。昨季14本塁打を放ったことで「力まなくても飛ぶことは分かっている。後は捉えられるか、捉えられないか」と力を入れず、確率アップにフォーカスした。この日は「いい力加減で打てた」と、力まず素直に柵越え。結果として長打力アップにもつながるという考えだ。8回にはしぶとくたたきつけたゴロで内野安打とし、高田の適時打で生還。硬軟織り交ぜた仕事で2得点も挙げた。
この日は内川、デスパイネが合流し主力が勢ぞろい。今季初めて「ベストメンバー」で臨んだ。“18年版のホークス初戦”で1番を任された。藤本打撃コーチは「俺らは1番が変わるのが一番いや。今日みたいな仕事をしてくれたら。今宮を1番に固定できたら、それなりの結果が付いてくる」と高く評価した。
工藤監督は「1番の仕事としては打つことだけではなく、塁に出ることも大事。打って出る、見ても出られるというバッターになってくれるのがぼくにとっては理想ですね」と期待を込めた。今宮も「1番としてアピールするには、ヒットを打てることはもちろん、出塁というか、四球を取れるところでもアピールしたい」。理想とするハイブリッドな切り込み隊長を目指し、進化を続ける。【山本大地】



