ホークス球団創設80周年記念の「レジェンドデー」を白星で飾れなかった。正捕手を目指す甲斐は、ロメロに浴びた決勝2ランの場面を猛省した。無死一塁からスライダーが2球外れたところでマウンドの武田のもとへ。意思疎通したはずが、直後のスライダーを左中間席中段へ運ばれた。

 甲斐は「大事な場面だったのでマウンドにいったが、結果は一番ダメ。もっと武田を生かすリードができた」と肩を落とした。昨季、武田は主に高谷と組んだ。昨季13試合登板して9試合が高谷と組み5勝。甲斐とは4試合で1勝だった。ベテランの味で気持ちよく持ち味を引き出す高谷のようにはいかなかった。

 工藤監督は「来ない球を要求しても来ない」と指摘。投手の特徴や状態によって配球を工夫するよう求められた。昨年は千賀、東浜と組んでいたが、今季は武田のほかにも中田、バンデンハークとも新たに組まなければならない。試合後、再び試合の映像を見た甲斐は「武田の気持ちを全部受け入れるように、勉強するしかない」とうなずいた。

 この日は球団OBの野村克也氏がレジェンドデーのゲストとして登場。2月の宮崎キャンプに訪れた時に、いい捕手になると絶賛してくれた。大先輩をボヤかせないよう、苦い経験を糧にするしかない。【石橋隆雄】

 ◆ソフトバンク武田(6回途中4失点で今季初黒星)「(ロメロの2ランは)打たれるべくして打たれた。(甲斐と)話がかみ合っていなかった。もっと話し合う回数を増やしていきたい」