11年ぶりに選出された巨人上原は、率直な心境を口にした。「複雑な気持ちが一番ですね。選んでもらったことにはすごく感謝していますけど、それに伴う成績が挙げられていないので」。10年ぶりの日本球界で迎えた今季は16試合に登板し、0勝3敗6ホールド。防御率は5・40で、勝利の方程式入りすら果たせていない。

 それでも、ファンは世界一を経験した右腕を待ち望んでいる。名前がコールされるだけで本拠地、敵地関係なく大歓声が上がるのも事実。「1イニングを任されたら、キチンと3つのアウトを取れたらいいと思う」と期待に結果で応える意気込みだ。

 第1戦は京セラドーム大阪で開催される。寝屋川市出身の右腕は、地元大阪での登板の期待も高まる。「震災がありましたから、自分の家の方も被害がありましたので、被害にあわれた方々に何かメッセージを伝えられたら」と勇気を与える投球を約束した。