オリックスが痛恨の逆転負けを喫した。

4回にロメロの23号ソロで先制し、5回には中島の5号ソロと若月の適時打で2点を追加。先発の東明も7回1失点と好投し、3-1でセットアッパーの山本をマウンドに送り出した。

だが山本は先頭の楽天今江に中前打を打たれ、続く田中、八百板に連続与四球で満塁。島内は空振り三振に取ったが、ウィーラーに同点打。銀次に決勝3ランを浴びた。20歳シーズンに限れば、95年平井正史(現オリックス1軍投手コーチ)の53試合を超える節目の54試合目の登板で、2敗目を喫した。

「低めのフォークを見送られた。それでもなんとかしないといけなかったんですが、ボールが先行すると苦しい。でも切り替えて、次頑張ります」と懸命に前を向いた。

5失点で降板し、ベンチに戻った20歳を出迎え、ねぎらったのは東明。2勝目が消える結果になったが「こういうときもありますから」と失意のセットアッパーを思いやった。