今秋ドラフト候補の早大・小島和哉投手(4年=浦和学院)が、立大を4安打完封し、リーグ通算20勝目を挙げた。慶大は嶋田翔一塁手(2年=樹徳)の2号3ランなどで明大に快勝し、勝ち点2を獲得。明大は06年秋以来、開幕から2カード連続で勝ち点を落とした。

小島はアクシデントでギアが入った。完投した初戦から中1日の先発。「体が重かった」が、1回1死でゴロを左手ではじき、しびれとともに気合を注入された。最速146キロをマークし、今夏にオリックス山本の動画を参考に改良したカットボールのキレも抜群。ピンチでは元巨人桑田氏のように、自らを言葉で鼓舞した。節目の20勝目に「1つの区切り。勝てて良かった」と笑顔で話した。