法大が東大に連勝し勝ち点4を挙げ、優勝へ望みをつないで全日程を終えた。

先発の高田孝一投手(2年=平塚学園)が8三振無失点で試合を作った。プロ志望届を提出している森田駿哉投手(4年=富山商)が2点を奪われたが、9回はプロ注目の菅野秀哉投手(4年=小高工)がきっちり3人で締めた。

ドラフト候補の中山翔太内野手(4年=履正社)はこの日安打こそなかったが、今季は3本塁打を放った。「最後だし思い切り振っていこうと思った。(早慶戦を待つ形だが)優勝できると思っている」。また、小林満平外野手(4年=中京大中京)は1安打1打点で4割1分9厘とし、明大・渡辺佳明内野手(4年=横浜)とどちらが首位打者を獲得するか注目が集まる。

青木久典監督は「今の4年生は1年生から見て、たたきあげてきた選手たち。キャプテン、副キャプテンを中心として、4年生がまとまってくれた。僕自身が感謝している。力をつけたのはもちろん、人間的に野球人として伸び続けてくれた。優勝に向けては、天命を待ちます」と話した。