日本ハム清宮幸太郎内野手(19)が、インフルエンザ対策で「保湿」に努めている。

18日、千葉・鎌ケ谷でトス、マシン打撃で計69スイングし、右手首炎症からの復調をアピールした。米アリゾナでの1軍キャンプ参加は決まったが、隣部屋の宮台がインフルエンザで療養中ということもあり「水とか飲んだり、のどを乾燥させないようにしています。結構(宮台と)一緒にいる時間もあったので…」と対策している。

昨年のキャンプは、右手親指を打撲し、別メニュースタート。さらに限局性腹膜炎でオープン戦期間にも離脱した。実力以外の部分で苦い思い出があるだけに、今年は故障も含め、体調管理には余念はない。

この日は室内練習場で3日連続で打撃練習を敢行。トス、マシン打撃で感触を確かめた。「振れてきているかなと思います」と進歩を実感。「まずはスイングを良くすること。無理せずやっていきたい」と慎重な姿勢を貫いていく。

19日にはラグビー・ヤマハ発動機の監督、父克幸さんが豊田自動織機とのトップリーグ杯11位決定戦(埼玉・熊谷)で最後の指揮を執る。昨年12月には早明戦を一緒に観戦するなど、ラグビーを通して父から多くのことを学んだ。「なんて言ったらいいんだろう…」と慎重に言葉を選びながら「いろんな思い出がある。最後は良い締めくくりにしてもらえたら」と願った。【田中彩友美】