DeNA筒香嘉智外野手(27)が21日、注目を集める高校野球の球数制限問題に関して「新潟の(高校)野球連盟には敬意を払いたい」などと話した。

ヤクルトとの練習試合で実戦初安打をマークした筒香は、球場からの帰り際、質問に足を止めて丁寧に答えた。「何事も最初にやるには勇気や大きなエネルギーがいる。今回はこういう結果になりましたが、なんとか子どもたちのために、いい形になることを願っています」。

かつて所属した堺ビッグボーイズでスーパーバイザーを務める筒香は、ここ数年、少年野球指導についての提言を繰り返し、勝利至上主義に警鐘を鳴らしてきた。今年1月に出身地の和歌山・橋本市スポーツ推進アドバイザーに就任した際も「多くの指導者は頭の中がアップデートされていない。大人たちが変わらなければ、子どもたちの未来はない」などと話していた。