阪神矢野燿大監督(50)がナインに「勝ちグセ」指令だ。23日にオープン戦初戦を迎え、沖縄・浦添でヤクルトと戦う。3月29日の開幕戦(京セラドーム大阪)で激突する相手だ。指揮官は激しく対抗心をあおる。

「みんなの中にも開幕で戦う意識もありながら、オープン戦の対戦になる。本番を想定してというところまでは分からんけど、テンションというか、グッと上がるのは、俺もあると思うし。(オープン戦で)勝ちにこだわらないというけど、負けていいと思って戦うわけではない」

ヤクルトは因縁の敵だ。昨季は8月19日(神宮)からカード10連敗でシーズン終了。01年以来、17年ぶり最下位にまみれた“元凶”になった。23日は青木や山田哲、バレンティンらベストオーダーになる。今年の初顔合わせだけに、一筋縄でいかない印象を植えつけたい。新外国人マルテらも出場予定で、意地の見せどころだろう。前日21日の広島戦を完封勝利。オープン戦でも「勝ちグセ」をつけて、昨年の屈辱を振り払いたい。

今季5度の実戦と同様にノーサインで選手の自主性に委ねる。指揮官は「その方がね、みんなどうやりたいかが見えやすい。ずっと言っているけど、指示待ちは選手の成長スピードもなかなか上がらない」と話した。選手の調整優先のため勝利だけに固執しないが、こうも求める。「勝った方がやっぱりいい試合をしている。投手もいい投球をして。結果的に勝つような試合内容をすることが競争が激しくなって、みんなの成長につながる。そういう意味でも勝った方がいい」。本番を見据え、まずはツバメ退治に挑む。【酒井俊作】