ソフトバンクは26日、育成の川原弘之投手(27)と周東佑京内野手(23)と支配下選手契約を結んだことを発表した。川原は背番号が「122」から「63」へ、年俸は460万円から500万円になった。周東は背番号が「121」から「23」へ、年俸は330万円から600万円となった。

川原は09年ドラフト2位で福岡大大濠から入団。最速158キロ左腕として期待されたが、13年に1軍で投げて以降は故障に泣かされ続けた。15年3月には左肩、同じく11月には左肘を手術。育成4年目、プロ10年目の今季、ようやく支配下へ返り咲きした。川原は「素直にうれしい。10年間待っていただいた球団に、感謝の気持ちでいっぱいです」と笑顔で話した。

周東は17年育成ドラフト2位で東農大北海道オホーツクから入団。50メートル5秒7の俊足を生かし1年目の昨年は27盗塁でウエスタン・リーグの盗塁王に輝いた。

今季はキャンプA組スタートし、オープン戦も最後まで生き残った。周東は「今回、上がれなければ、育成のままクビになると思っていた。支配下と言われた時、にやけが止まらなかった。23は村松さん、城所さんがつけていた。足が象徴の選手の番号。23は周東と言われるようになりたい」と目を輝かせた。(金額は推定)