ソフトバンクが平成最後のヤフオクドームを劇的勝利で締めた。ヒーローは2月に腰の手術を受け、復帰2戦目だった明石健志内野手(33)。延長10回無死二、三塁で右翼ポール直撃のサヨナラ3ラン。西武時代の秋山幸二氏が1986年(昭61)日本シリーズで披露した昭和の名場面のような、側転からのバック宙で鮮やかにホームインした。03年ドラフト入団の最後のダイエー戦士が歴史を彩った。西武、ダイエーで秋山氏の同僚だった工藤公康監督のコメント。

「こういう勝ち方はチームに勢いが付く。次のゲームにつながる。(バック宙は)明石くんの方がバネがあったね(笑い)」