阪神近本光司外野手(24)が、13試合連続安打を放ち、阪神新人最多連続安打記録を更新した。

3回1死から大瀬良の139キロ直球をとらえ、レフト線二塁打。甲子園の大観衆を沸かせた。

前日1日には5回に逆転の2点中前打で、12試合連続安打とし、赤星憲広氏が持つ阪神の新人記録に並んでいた。お立ち台では「あこがれの先輩だったので、ほんとに並ぶことができたのでよかったです」と笑顔を見せていた。そしてこの日、ついにあこがれの人の記録を抜いた。

近本は前日1日の試合で足でもみせていた。5回に中前打で出塁すると、糸原の2球目に二盗、3球目に三盗と連続で決め、四球で出塁した7回にも3個目の盗塁を奪った。ここまで8盗塁。赤星氏は現役時代は「レッドスター」と親しまれ、5年連続盗塁王にも輝いた。近本も偉大な先輩が歩んだ道を追っていく。

▼阪神ドラフト入団選手の10試合以上連続安打(5月2日現在)

近本光司 13試合

赤星憲広 12試合

坪井智哉 10試合

高山俊 10試合

なおセ・リーグの新人最長は、52年佐藤孝夫(国鉄)の24試合。