矢野監督が攻めの継投で3試合連続となる1点差ゲームを制した。

0-0と両者無得点の6回、先頭高橋遥に替えて糸原を打席に立たせると、7回から藤川を投入。8回ジョンソン、9回ドリスと3連投となった2人も注ぎ込んで9個のゼロを並べた。1点差での3連勝は14年9月の広島戦以来、5年ぶり。頼れるブルペン陣が劇的勝利を呼び込んだ。

迷いはなかった。矢野監督は「ホームゲームなんで先に抑えると圧倒的に有利な気持ちで戦える」と振り返った。藤川の後を受けて8回マウンドに上がったジョンソンは2死一、二塁と走者を背負いながら最後は中村を三振。「長いシーズン、全然投げなかったり、続けて投げることもある」と泰然自若。守護神ドリスも「目の前のイニングをゼロに抑えれば、チャンスはあると思った」と無失点ピッチングで劇勝を呼び込んだ。

矢野監督は「勝ちパターンのなかで先発に勝ちが付いて、ホールド、セーブという勝ち方が出来ればいいんだけど。どういうゲームでもいいピッチングをしてくれる」とリリーフ陣に感謝。陰のヒーローはいつもと変わらない強力ブルペンだった。【桝井聡】