ネット連動企画「みんなの総選挙」第7回は「あなたが決める日本生命セ・パ交流戦MVP」です。日刊スポーツのWebサイトで投票を募りました(25日午後11時まで)。

12日の広島戦(札幌ドーム)でプロ初登板初勝利を飾った日本ハムのドラフト1位ルーキー吉田輝星投手(18)が、有効投票数807票の約4割となる310票を集め、1位に輝きました。得票の多くは女性からのものでした。

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交流戦成績は1勝1敗も、その「1勝」のインパクトが大きかった。日本ハム吉田輝がプロ初登板初先発で、セ・リーグ3連覇中の広島を5回4安打1失点。21世紀生まれで初の勝利投手となりました。

獲得した310票の9割以上となる287票が女性票。「野球を知らない私を野球好きにしてくれた」(秋田・40代女性)「輝星のおかげで初めて真剣にプロ野球を見ました。とても面白かったです!」(秋田・30代女性)と新規の野球ファン獲得に大きく貢献している様子。「がんばっている姿がかっこいい! ふとした瞬間、かわいい!」(沖縄・10代以下女性)「先輩方が必死でもり立ててくれた『愛され力』も素晴らしい」(三重・40代女性)とルックスやキャラクターに関する意見も多数、寄せられました。

また出身地の秋田から最多108票を集めたほか、東北地方から多くの支持を獲得。「広島戦でストレート約8割の投球内容で初勝利を飾った。その実力と初々しさと、将来性を感じた素晴らしいゲームだった」(宮城・50代男性)と直球主体の投球内容を評価する声も多く上がりました。

2位は交流戦優勝に大きく貢献したソフトバンクのグラシアル(56票)。「ホームラン数、打率、効果的打点」(佐賀・60代男性)と文句なしの成績で高評価を獲得。サヨナラ男のロッテ鈴木が3位(48票)。「サヨナラ弾にスーパーキャッチ! 素晴らしいプレーがいっぱい!」(神奈川・50代女性)と懸命なプレーが多くの共感を得ました。【鈴木正章】

▽日本ハム木田投手チーフコーチ(「みんなの総選挙」で交流戦MVPに輝いた吉田輝に)「それだけ世の中の人が注目してくれている。それがプロ野球選手にとって、大切にしなければいけない部分。(GM補佐時代に)夏の予選から見ているけど、常に全力で野球に取り組んでいる姿が、スカウティングの時から素晴らしいと思っていた」