プロ野球、高校野球グッズなどの製造・販売を手がけるシャープ産業株式会社が27日、神戸市東灘区の本社で、グッズ・サンプルショースペース「VGLAD(ブイグラッド)」(7月1日オープン)の内覧会を行った。

同社は65年に全国高校野球大会の記念品を業界で初めて販売した。その後、阪神タイガース、高校ラグビー大会のグッズなどを手がけた。「VGLAD」の名前の由来は創業者の小林勝喜氏(享年89歳)の名前の「勝って喜ぶ」を英語読みにしたもの。

今回のショースペースには、第1号商品の第47回全国高校野球選手権大会(1965年)のペナントが展示されている他、同社が製造した阪神選手時代の金本知憲氏や、桧山進次郎氏のグッズなど約400点が展示されている。奥田伸一取締役は「過去の歴史を展示という形で残していきたい。高校野球やプロ野球が好きな方にご覧になっていただけたら」と語った。