日本ハム秋吉亮投手が、史上5人目の12球団セーブを達成した。

味方が1点を勝ち越した後の9回、さっそうとマウンドへ。先頭の松田宣をスライダー1球で二飛に打ち取り、1発が怖い明石と上林に対しては、140キロ台中盤の直球で強気に攻めた。今季15セーブ目に「今日はブルペンから真っすぐが良かった」と、胸を張った。

昨オフ、交換トレードでヤクルトから移籍。日本人選手では江夏(日本ハムなど)、オリックス増井に続く3人目の快挙にも「ファイターズが取ってくれなければ(12球団セーブは)達成できていない。自分自身の力だけではない」。新天地で守護神としてよみがえった変則のサイドスロー右腕は、環境に感謝する。「1つずつ(セーブを)重ねていけば、首位との差が縮まっていくので頑張りたい」。5差で前を行くソフトバンクの背中を、今は必死に追いかける。