巨人が2戦連続で逃げ切りに失敗した。5回までに2点を先行したが、6回に先発今村が広島バティスタに同点2ランを被弾。

8回にはデラロサが右翼ポール直撃の決勝2ランを献上。再びバティスタに、157キロ直球を捉えられた。前夜のリプレーのような逆転負けで5月31日以来、今季3度目の3連敗。同一カード2連敗で6月23日ソフトバンク戦以来のカード負け越しとなった。

救援陣の失点が続くが、原監督は得点力を敗因に挙げた。3回は亀井の10号ソロで先制し、なお2死満塁で陽岱鋼が二ゴロ。5回も若林の適時打でリードを2点に広げ、なお1死満塁でビヤヌエバ、小林が凡退。加勢から、とどめにつながる一打を欠いた。指揮官は「2点で逃げ切るということは簡単じゃない。いずれにしても、もうちょっと打たないとダメ。勝負強いバッティングをね」と求めた。【為田聡史】