広島クリス・ジョンソン投手(34)が、苦手ヤクルト打線を8回0封し、大瀬良に続くチーム2人目の10勝目を挙げた。雨で25分間の中断をはさむ悪条件の中、持ち球を低めに集める絶妙の投球で2安打に抑え込んだ。
阪神戦がノーゲームとなった2位DeNAとのゲーム差は、「3」に接近。クライマックスシリーズ本拠地開催に向け、諦めない姿勢を示した。
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25分間の中断を、ジョンソンはものともしなかった。4回無死一塁から再開すると、山田哲を右邪飛。バレンティンを空振り三振、雄平を遊ゴロ。主軸を難なく仕留め、8回を2安打無失点。二塁すら踏ませぬ圧倒的な投球で、大瀬良に続くチーム2人目の10勝目を挙げた。「中断は考え方。ちょっと長い(攻撃の)イニングだと思って気にしなかった」と平然と話した。
ヤクルトは苦手中の苦手だった。この試合まで4戦で3敗。4月28日の神宮では、荒木、青木、バレンティンに1発を浴び、来日初の1試合3被弾でKO負けした。それ以来の神宮。「ヤクルト打線に苦戦しているけど、今日はストライクを投げて守備陣にしっかり仕事をしてもらうことができた」と振り返った。
パートナーにも支えられた。2-0の6回1死で、石原が今季1号となる中押しソロを左中間スタンドにたたき込んだ。イライラしがちな自分を、ときに厳しく、ときに寄り添いながら導いてくれる女房役。これまで好リードで支えられたが、この日はバットでも援護。「いつも本塁打を打ってくれればすばらしい。どんどん打ってほしい」とジョークを交えて感謝した。
シーズン最終盤のキーマンとなっている。8月27日からの巨人、DeNA6連戦では、巨人1戦目の後、DeNAの3戦目に先発する中4日計画があった。巨人戦での球数がかさみ幻となったが、次戦も中4日の可能性がある。佐々岡投手コーチは「全球種よかった。今日は(早期降板させず)この試合を取りに行った。中4日は未定」と話したが、それだけ信頼されている証しだ。
ノーゲームとなった2位DeNAとの差を、3ゲームに縮めた。1戦1戦、戦い抜く。【村野森】
▽広島緒方監督(会心の勝利に)「今日はジョンソンのピッチングに尽きるでしょう。石原がうまいリードをした。ポイントで言えば、石原のホームラン。あの3点目が大きかったし、ジョンソンが乗っていった」



