オリックス岸田護投手(38)が今季限りの引退を決意したことが18日、関係者の話で分かった。近日中にも引退会見を開くとみられる。

右腕は05年に大学・社会人ドラフト3巡目で入団。オリックス一筋14年間で先発、中継ぎ、守護神などを経験してきた。432試合に登板し、44勝30敗、63セーブ、63ホールドを記録した。

チーム最年長で迎えた今季は古傷の腰痛などに悩まされ、1軍で登板はなく2軍での調整が続いていた。今年1月には「もうそんなに長く野球はできない。オリックスで優勝したい。それがかなったら、引退ですわ」と語っていたが、苦渋の決断を下した。若返りが進むチームで、投手陣を引っ張り続けてきた男が第一線を退く。