田中賢介「2軍監督がやりたい」 日本ハム15年史

<北海道日本ハムファイターズ15年史>

日本ハムは2018年で北海道移転15年。過去の名場面、珍場面を、当時の紙面とともに振り返ります。

<13年1月29日付>

海外FA権を行使して米ジャイアンツに移籍することが決まった日本ハム田中賢が、札幌市内の球団事務所で会見を開いた。日刊スポーツでは会見に合わせ、独占インタビューを掲載。その中に、興味深いコメントがある。

「僕は引退したら、一番やってみたいのが2軍監督なんです。2軍はプロ野球選手としての基礎をつくるところだし、チームとしての土台をつくるところ。そこに携わって、チームを強くしていきたい」

先日、感動的な引退試合を終えた田中賢はいま、何を思うのか…。2年間の米球界での経験も、指導者になるうえでの基礎となりそうだ。

「プロ野球はエンターテインメントだから、どうやって選手の個性を伸ばし、スター選手をつくっていくのかということにも興味がある。そんな将来を実現するために、アメリカで勉強してきたいんです」

メジャーでは通算15試合の出場にとどまったが、外野手としても起用され、ホームランボールをジャンピングキャッチし現地ファンをうならせた。その試合でメジャー初安打も放ち、観衆はスタンディングオベーションでたたえた。インタビューでは、こうも語っている。

「自分の最大の武器は“柔軟性”だと思っています。固定観念を持たないで、貪欲に勉強し、向上しようとする気持ち。それは誰にも負けない。体の小さい選手でも、頭を使い貪欲に勉強していけば、体の大きい選手に勝てるのが野球のおもしろさだと思うんです」

今後、田中賢はどの道を選んで歩を進めるのか。注目したい。