広島緒方孝市監督(50)が1日、マツダスタジアムで会見し、今季限りで退任することを発表した。 リーグ4連覇を目指したがクライマックスシリーズ(CS)進出を逃し、4位で全日程を終了。成績不振の責任を取ってユニホームを脱ぐ。

【緒方孝市監督・語録】

◆「正しい手順を踏んでいない。本来、(抗議に来た)金本監督を止めて審判団で協議しなければいけない。やり方が違う」(16年4月9日の阪神戦、9回1死二塁から松山の右翼への飛球を1度はワンバウンド捕球と判定しながら、阪神側の抗議を受けてダイレクト捕球に覆したことに)

◆「2000本は通過点。3000本のイチローがライバルらしいよ」(16年4月14日、中日に快勝。今季5度目の複数安打で2000安打まであと9本と迫った新井について)

◆「今日は新井さんでしょう。新井様になるのかな。」(16年7月18日、中日戦でサヨナラ本塁打を放った新井について)

◆「感動するよな。いかに自分の力を出し切れるかということ。うちもみんな一生懸命やっている。うちの子は手を抜かない。周りが騒いでも、やることは変わらない」(16年8月22日、広島が翌日23日の巨人戦で引き分け以上なら25年ぶりのマジックが点灯する。リオ五輪を引き合いに出しながら)

◆「マツコのナイス返球ね。まさかと思うような返球をしてくれた。投手が苦しいときでも、バックが守ってくれて、接戦の3連戦を勝ち越せた」(17年4月27日、巨人に1-0で勝利。松山の捕殺について)

◆「正直僕は、大谷くんが見たいんですよ。本当に。すみません、(栗山)監督。ただ、体を万全にしないといけないし、監督も後半の戦いがあるのでね。すみませんこんなこと言って」(17年5月11日、試合前にオールスターゲームの会見に出席。パ・リーグで気になる選手を問われて)

◆「丸はすごいね。2本ともいいところで打ってくれた。数字は追いかけなくていい。自分のスイングをすれば逆方向にも打てる。30本でも打つ技術は身につけつつあるから」(17年7月6日、巨人戦で通算100号、101号を放った広島丸について)

◆「もっと一緒にやってもらいたいし、正直さみしい」(17年10月5日、石井打撃コーチと河田外野守備走塁コーチが今季限りで退団することを発表)

◆「我々も遺志を受け継いでしっかりと戦っていく」(18年4月28日、鈴木が逆転満塁弾を放ち4連勝。23日に71歳で亡くなった衣笠祥雄氏に勝利を届け)

◆「リーグ優勝はゴールじゃない。日本一というゴールにチーム一丸で向かいたい」(18年9月26日、マツダスタジアムで3連覇達成)

◆「2軍で凡ミスしているようではダメ。しばらく2軍でやってもらう」(19年3月15日、広島野間が2軍降格へ。ウエスタン・リーグ開幕のソフトバンク戦で味方の左前打で本塁を踏み忘れる凡ミスでアウトとなった)

◆「悪い人がいたかもしれないけど、全員で勝ち取った勝利。また明日の戦いにつながると思う」(19年8月24日、9回に3点リードを追いつかれながら、10回に会沢の適時打で勝ち越し。遠藤が10回を3者凡退に抑え、プロ初セーブを挙げた)

◆「ライブだったね。カントリー(エルドレッド)もずっとがんばっていたみたいだけど、来年からカープのスカウトとしてがんばってくれるんでね。ファンに最後のあいさつ、ファンもそれを望んでいるだろうし。関係ないな、試合と…」(19年9月6日、9月初の連勝。エルドレッドが3回表終了後に大型ビジョンに登場後、打線が奮起)

◆「最後の仕事ができたんじゃないかな」(19年9月23日、永川が引退試合に先発し打者1人を抑えたことに)