巨人は1日、東京ドームでCSファイナルステージ(9日開幕)に向けた全体練習を再開し、腰痛で4月10日以降1軍出場がなかった吉川尚輝内野手が1軍に合流するなど野手枠「16~17人」を争うサバイバルがスタートした。吉川尚は本職の二塁ではなく、負担が少ない外野で出場機会をうかがう。原監督は「もう100に近い。スタンバイができている状態」と期待し、シーズン終盤は2軍だった中島、ビヤヌエバらも合流させた。「可能性という部分と、紅白戦もある。戦力である人たちを呼んだつもり」と状態を見極めていく。

3日と5日に紅白戦を2試合予定する。開幕1番をつかみ、11試合で3割9分だった吉川尚は「(打撃は)最初は感覚すらなかったけど、前より捉えられる回数も増えてきた」と言った。広島が失速し、3位には6連勝の阪神が入った。指揮官は「勝負の世界は何が起こるか分からない。勝てる時に勝っていかないと」と引き締め直した。