ソフトバンク千賀滉大投手(26)がフル回転で日本一&世界一をつかむ。

9月29日オリックス戦で全日程を終了したチームは休養をはさみ、この日ヤフオクドームでの投手練習で再始動した。楽天とのCSファーストステージ第1戦(5日)での先発が見込まれるエース右腕はキャッチボールなどで汗を流し「そういう(柱として投げる)つもりで1年間やってきた。チームのために腕を振るだけ」と気合を入れた。

11月のプレミア12の侍ジャパン入りも発表された。「非常に光栄。初めての大会なので、投げるときがあればチームのためにしっかり投げたい。しっかり0で抑えたい」と意気込む。

シーズン終盤のように千賀が中4日で投げて日本一まで勝ち進むとすれば、5日の登板後、西武とのCSファイナルステージで1試合。日本シリーズでは1~2試合に登板することになる。その後の代表戦で負担は大きいが、現在W杯を戦うラグビー日本代表などの戦いにも触れ「日の丸を背負った方々の試合はとても刺激になる。負けないように頑張らないと」と話す。

今季は開幕投手を務め、シーズン最終登板となった9月24日楽天戦の登板後まで1度も1軍登録を外れることなくローテーションを守りきった。投球回も自己最多を更新する180回1/3を投げているが、それもオフの肉体強化で強い体を手に入れた証拠だ。チームのため、日本のため。最後まで腕を振る。【山本大地】