レンジャーズとカブスでプレーした経験のあるDeNAの中継ぎ右腕スペンサー・パットン(31)が9日、ポスティングで大リーグに挑戦する筒香にアドバイスを送った。

米国に帰国する直前の羽田空港で「野球IQが高く、自分がなにをすべきか分かっている。間違いなく打つとは思う。彼にとっての大きなチャレンジは守備面。向こうの外野手は強肩で守備範囲が広く、スピードもあるから。でも筒香なら適応して成功してくれると思う」と話した。

さらに右翼が狭く、左打者が本塁打を打ちやすいフェンウェイパーク(レッドソックス本拠地)、右中間がふくらんでいないミニッツメードパーク(同アストロズ)、高地で打球が飛びやすいクアーズフィールド(同ロッキーズ)でのプレーをすすめた。

パットン自身は今季は42試合の登板で0勝3敗22ホールド、防御率5・15。8月3日の巨人戦(横浜)では自身の投球へのいら立ちからベンチに設置されている冷蔵庫を殴打し「右手第5中手手根関節脱臼骨折」のケガを負った。

「今季は本来の力を出すことができなかったし、残念な1年だった。最後の2カ月間、出場できなかったのも残念だった。でも人はすべてのことから学ぶことができる。困難な状況でも自分の仕事をしなければならないと再確認した」。2年契約の2年目である来季の活躍を誓った。