ソフトバンク内川が、快進撃を続けるラグビー日本代表にあやかり「チーム一丸」の精神で巨人との日本シリーズに臨む覚悟を明かした。

全体練習開始前のウオーミングアップ中、アメフトのボールをラグビーボールに見立て、横パスをつなぎながらのダッシュを繰り返した。ラグビーのトップリーグ、ヤマハ発動機で指導歴もある大塚コンディショニング担当のアイデアで取り入れた練習だ。ラグビー好きで、現在開催中のワールドカップ(W杯)では試合開催地で出身地の大分市から「特別サポーター」に任命されている内川も笑顔でパスをつないだ。

百戦錬磨のベテランも、桜のジャージーに心を動かされている。「あれだけラグビーが盛り上がっている要因として、全員が体を張っているからというのがあると思う。ぼくも、そういう姿を見て『頑張ろう』と思わせてもらっている1人」と力を込めた。野球でも同じだ。「ピッチャーが点を取られれば、バッターが頑張らなきゃいけない。ピッチャーが抑えてくれている間に、先に点を取ってあげられればいい。お互いを思いやりながらやれればいい」。「ONE TEAM」の精神で日本一まで走る。【山本大地】