智弁和歌山の黒川史陽(ふみや)内野手(3年)は、楽天から2位で指名された。1年夏から5季連続で甲子園に出場し、高校通算34本塁打の長打力が売り物。「いずれは日本人で達成したことのない4割打者を目指したい」と、まずは打力でレギュラー取りを狙う。高校時代は二塁だったが、先日の国体では遊撃の守備にも就き「どこでも守れるようにしていきたい」。

楽天は中谷仁監督(40)がかつて所属した球団で、三木肇新監督は父洋行さんの上宮(大阪)の2学年後輩にあたる。三木監督は「お父さんがぼくの1年生のときの3年生で、センバツで優勝されて、雲の上の人。これも何かの縁かなと思う。一緒に頑張りたいですね」と期待。縁の深い球団からの指名となった。