西武内海哲也投手(37)が、海外フリーエージェント(FA)権を行使せず来季残留することを明言した。

18日、FA権を持つ内海、秋山翔吾外野手(31)十亀剣投手(31)の3選手が都内で極秘で初交渉を行い、球団から条件提示を受けた。今季、巨人から人的補償で移籍した内海は左前腕の肉離れで1軍登板0に終わり「最初からFA権を行使するつもりはなかった。1試合も投げていない。来年こそはライオンズに報いる活躍をしたい」と誓った。

苦闘の1年だった。オープン戦までは順調に登板していたが、開幕直前に戦線離脱。それでも復帰に向け誠実に取り組む姿を球団は評価する。この日の交渉に同席した渡辺GMは「復帰しようと努力する姿勢が素晴らしかった。俺だったら諦めちゃうくらい。来季は戦力になってほしい」と期待を込めた。

メジャー挑戦の意向を持つ秋山と、国内FA権を持つ十亀には残留交渉を続けていく。同GMは「いてもらわないといけない選手。誠意ある対応をしていく。球団として最高の評価をした」と話した。