巨人菅野「チームの和を常に感じながら投げたい」

再び「元年の奇跡」を起こす。腰痛で戦列を離れていた巨人菅野智之投手が、約1カ月ぶりの1軍マウンドとなる23日第4戦で先発する。

過去69回の日本シリーズで3連敗からの4連勝での日本一は3度。確率は4・3%だ。前回は89年(平成元年)。巨人が近鉄からまくり返した。その逆転日本一から18日前。菅野は平成元年10月11日に生を受けた。「まだ戦いがある以上チャンスはある。チームの和を常に感じながら投げたい」と1ミリも諦めていない。

経験者も背中を押す。平成元年10月29日。日本シリーズ第7戦で宮本投手総合コーチは自身3度目の胴上げ投手となった。「誰かがいい流れを作る。誰かがキーマンになる。あの時は香田が頑張った」。だからこそ、背番号18にかける思いは強い。「ここでエース菅野が復活して、チームに流れを持って行けるようなピッチングを期待したい。明日は彼のおとこ気にかけたいと思います」。

奇跡再現へのスタートを託された右腕はソフトバンクと今季、交流戦優勝をかけて対戦。自己最短の1回0/3、4失点で苦杯をなめた。それでも通算では5試合に登板し防御率2・25と好データを残している。「チームは一致団結していると僕は思っている。感謝の気持ちを持って、マウンドに上がりたいです」。エースが流れを変える。【桑原幹久】