巨人阿部慎之助捕手(40)が強打者のままユニホームを脱いだ。

1点差に迫った6回2死一塁、代打で登場。ソフトバンク嘉弥真から死球を受けて出塁した。今シリーズは第1戦で令和の日本シリーズ1号の先制ソロを放ち、4戦すべてに出場して13打数3安打2打点。現役最終打席となった8回1死でモイネロの前に二ゴロに倒れるも存在感は格別だった。

日本一には届かず「悔いは残るけど、自分の中では精いっぱいのことができた。すべてにおいて相手より劣っていた」。試合後は両軍から10度ずつ胴上げされ、現役生活に別れを告げた。