約1カ月ぶりに、ヤクルトの2軍本拠地である戸田球場に選手の声が響いた。台風19号の影響で水没した戸田球場で14日、復旧後初の練習が行われた。

秋季練習に参加している投手陣が青空の下で、クリーニングと消毒作業が終わった外野部分でキャッチボールを行った。山中浩史投手(34)は「普段はなにげなく野球をしているけど、改めて練習できることへの感謝の気持ちになりました」。小川泰弘投手(29)も「気持ちよかったです」と笑顔だった。

ベンチやロッカールームなどでも復旧作業は進められているが、電光掲示板に掲げられている時計の針は4時34分頃で止まったまま。高梨裕稔投手(28)は「時計の針が止まっていて、驚きました」と話した。

内野やサブグラウンドの消毒作業も進められており、順次使用範囲が広がる予定になっている。