中居正広、侍10年ぶり世界一へキーマンは山田哲人

鬼采配で頂点へ!「プレミア12」で「侍ジャパン公認サポートキャプテン」を務める中居正広(47)が15日、09年WBC以来の世界一を切望した。チームはこの日、決勝進出が決まった。

スーパーラウンド最終戦となる今日16日韓国戦(東京ドーム、午後6時30分~TBS系で中継)は翌17日の決勝韓国戦に向けて手の内を隠すことも可能だが、中居は「消化試合ではない」と必勝を期待。韓国戦2連勝締めの世界制覇を期待した。

   ◇   ◇   ◇

いい意味で指揮官に裏切られたらしい。中居は大会初戦となった5日ベネズエラ戦の記憶をよみがえらせた。好機で主軸坂本勇に代打山田哲を送った場面。「稲葉監督は優しいので、僕らは最初、鬼になれるのかなとか話していたけど…」とうれしそうに笑った。

「あの交代で、稲葉監督は勝ちだけを求めてやっているんだなと選手に伝わった。鬼の決断、鬼の起用をしっかりできる、する監督だと選手に伝わって、士気が上がったと思います」

この日、スーパーラウンド最終戦の今日16日韓国戦を待たずに決勝進出、さらには翌17日の決勝戦で再び韓国と戦うことも決まった。16日は手の内の隠し合いとなってもおかしくないが、そんな一戦でも鬼の必勝采配を期待する。

「“消化”のようで“消化”ではないです。もし選手が消化試合だと思っていたら、次の日、本当に足をすくわれると思います。勢いも大事だし、雰囲気も大事。是が非でも取りに行ってほしいです」

チームは台湾1次ラウンドからしびれる展開を続けてきた。中居は公認サポートキャプテンとして密着取材を続ける中、菊池涼の「今回の日本は相手のミスと四球が点数に直結するケースが多い。1球、一瞬で流れが変わったりするから、僕らも緊張する」という言葉に納得したという。

「ああいうふうに厳しい戦いが続くうちに、士気がどんどん上がっていくんですって。ヒリヒリした試合を重ねていくとチームは1つになっていく、と(菊池凉は)話していましたね」

泣いても笑っても、残すは2戦。世界一へのキーマンを問われると「プレッシャーをかけるつもりはないけど…」と前置きした上で、大会打率7分1厘と苦しむ男の名前を挙げた。

「これで山田選手が打てば、と思います。(誰しも)1年やっていれば波がある。そう考えると山田選手はこの2試合、もう上がってきてもおかしくはない」

根っからの野球好き。10年ぶりの世界一を願う思いは人一倍強い。

「やっぱり東京ドームで1回優勝を見たい。見ることで、あらためて野球の魅力をね。ラグビー(W杯)じゃないけど、たとえ細かいルールが分からなくても、なんかちょっとザワついているぞ、盛り上がっているぞと興味を持ってほしい」

20年東京五輪金メダルへ、確かな1歩を-。中居はVを信じる。【佐井陽介】

 

○…中居正広の野球愛は周東佑京内野手の足もとまでもチェックしていた。「侍ジャパン公認サポートキャプテン」としてベンチ横から試合を見守るが、ボールの動きだけでなく「リードの歩幅、掘り具合まで見ています。守備陣形とか離れたところも見るようにはしています」。

一方で毎試合の先発予想には苦戦しているようで「僕らがそういう話をするとスタメンが14人になっちゃった。誰かを落とすっていう発想がなくて。明日のスタメンは15人。周東も入れたくなっちゃう」と笑わせた。

その他の写真

  • ベネズエラ戦の8回裏1死満塁、代打山田哲人は押し出しの四球を選ぶ(2019年11月5日撮影)