北海道・帯広市出身の日本ハム杉浦稔大投手(27)が、来季の札幌ドーム主催試合に北海道地震の被災者を招待するプランを明かした。

3日、甚大な被害を受けた安平町と厚真町を訪問。「直接復興に携わるのは難しい部分もある。プロ野球選手として勇気づけられたり、前向きになれるようなことがあれば。(試合に)招待できるのなら、それはしたい」と口にした。

佐呂間町出身の玉井、元日本ハムの巨人鍵谷、木佐貫2軍投手コーチ、中日大野奨、谷元とともに、野球教室などで地元の子どもたちと交流した。震災から約1年3カ月が経過し、今回が初めての被災地訪問。「現場を目の前で見て、言葉にするのは難しいけど、被害に遭われた方々がいるということは本当に心が苦しくなる」と胸を痛めた。

訪問先の小学校では児童の元気な姿に自然と笑みがこぼれた。「エネルギーに満ちあふれていて、逆に僕らがパワーをもらった気がする。継続して被災地の人たちを気にかけていきたい」。道産子として支援を約束した。【山崎純一】