ソフトバンク牧原「周東には負けない」二塁守り抜く

  • 19年10月23日、日本シリーズ第4戦 3回裏巨人無死、ソフトバンク二塁手牧原はライナーを好捕する(撮影・加藤諒)

福岡・久留米市出身のソフトバンク牧原大成内野手(27)がレギュラー取りに燃えている。

10年育成ドラフト5位入団。抜群の身体能力が持ち味で、12年に支配下登録を勝ち取った。プロ9年目だった昨季は自己最多の114試合に出場。故障者が多く出た中で、本職の二塁だけでなく遊撃や外野も守り、ユーティリティーな活躍で3年連続日本一となったチームを支えた。

もちろん満足はしていない。今季は「誰も寄せつけないくらいの力で、セカンドのレギュラーを取りたい」と力強く言い切る。ソフトバンクの二塁は実力者も多く、最も激戦といえるポジションのひとつだ。ベテラン川島に堅実な明石、さらには快足で日本代表にも入った周東も候補に挙がる。特に、年下の周東に対しては「足では周東には負けますが、それ以外で勝ちたい。こいつ(周東)には絶対に負けないです」と強いライバル心がある。

昨年9月には福岡出身の仁美さんと結婚。「やさしいし、しっかりしている。僕は1人だったら何もできない。家事もお金の管理もできないからよかった」。守るべき家族ができ、より一層の奮起を誓っている。

11月の秋季キャンプでは、年下の選手に負けじとバットを振り込んだ。手の感覚がなくなり、右手人さし指の血行障がいで入院するほど追い込んでまで、課題の打撃力向上に臨んだ。

今や日本を代表する選手になった同期育成ドラフト入団の千賀、甲斐に追いつき、チームの顔になる。

◆牧原大成(まきはら・たいせい)1992年(平4)10月15日、福岡県生まれ。城北(熊本)から10年育成ドラフト5位で入団。2年目の12年6月に支配下登録。9年目の昨季は114試合に出場し打率2割4分2厘、3本塁打、10盗塁を記録した。右投げ左打ち。173センチ、76キロ。