ソフトバンク上林誠知外野手(24)が20日、福岡・筑後市のファーム施設での自主トレをスタートさせた。

昨年末は米国ロサンゼルス、年明けは鹿児島・鹿屋市で体を絞り込んできたという。「しっかり自分と向き合う時間が取れてよかった」。昨年末の契約交渉では米国滞在中とあって球団側が会見を設定することなく、コメントを発表。この日、あらためて1000万円ダウンの6500万円(金額は推定)で更改したことを明らかにし「会見はしたかったけど、球団から言われていたし…。(金額には)昨年は何もしていないし、申し訳ない気持ち」と話した。

昨年は右手に受けた死球の影響が長引き、99試合に出場し、打率1割9分4厘に終わった。雪辱を誓う7年目の今季は「スピード」をテーマに出塁率増と走塁の精度をさらに上げていく考え。「チームのスローガンにもスピードの文字が入っているし、走らなきゃいけない存在。いっぱい走りたい」と意気込んだ。